老犬の看取り

老犬の看取り 目次

老犬の看取り

愛犬の最期を看取る

 余命を告げられてから亡くなるまでのケア(ターミナルケア/終末医療)は、人間医療の現場だけではなく、動物の医療でも重要な問題となっています。

 とくに犬の場合、考えなければいけないのが、安楽死についてです。

 たとえば、犬が治る見込みのない病気で苦しみ、その苦しみが長く続く場合、飼い主は自らの意思と責任で安楽死を選択するケースも珍しくはありません。

 これは、かかりつけの獣医師の考え方にもよるでしょう。

  日本には安楽死に関するはっきりとしたガイドラインがあるわけではなく、また、日本人の感覚ではなかなか受け入れにくいかもしれません。

 治る見込みがなく、愛犬が苦しんでいる場合、愛犬も家族も延々と苦しみ続けなければなりません。

 飼い主としては、ひとつの選択肢として、安楽死も視野に入れておく必要があります。

  その間も医療費はかかりますから、愛犬のためにできうるすべてのことをしてあげたいと思っても、限界はあるものです。

 私自身は、手術も含めてどこまで治療にお金や時間を掛けるか、ということは当然考えなければいけませんが、経験上、安易な安楽死は選択するべきではないと思っています。

 やはり、犬が人間で言うところの成人病にかかってしまうのも、飼い主の日常の健康管理に問題があったことが大きな原因の一つでもあるわけです。

 自分達が手を抜いたり、独りよがりの考え方(エゴ)がそういう事態を招いた責任もあるわけです。

 それを安易に安楽死という選択肢を取るということは、絶対的な信頼を寄せてくれていた犬にも申し訳ありません。

 まずは、介護が必要にならないように子犬の頃からケアしてあげるのが必要なのではないでしょうか。
どこで最期を看取るか

 安楽死とも関連しますが、最期をどこて看取るかを考えなければならない状況もでてくるでしょう。

 家庭で看取る場合、常に犬の近くにいられるため、飼い主は納得のいく介護ができるうえ、飼い主も犬も落ちついた気持ちで過ごせるというメリットがあります。

 病院の場合は必要に応じた加療ができることや、飼い主の介護の負担は軽減されます。当然のことながら費用もかかりますし、イザ、最期という時には看取れない場合もあります。

 病状にもよるでしょうが、自分がそういう状況になりたいか、ということを裏返せば、状況が許す限りは自宅で看取りたいものです。

 いずれにしても、家族で良く話し合い、後々、後悔しない様に最期を送ってあげたいものです。

  我が家の話ばかりで申し訳ないですが、前の飼い犬は自宅で見取りました。

  私は立ち会えませんでしたが、寝たきりになって3日目。

  前の日からポカリスエットしか受け付けなかったので、妻が気になって会社を早退して帰宅しました。

  そうして部屋に入って直ぐに前日から目もろくに開けなかった犬が少し顔を上げ、「お帰り、ありがとう」とでも言うように、妻の顔をみて安心して眠るように息を引き取ったということでした。

  やはり、病院ではなかなかそういう自由度はないでしょうから、最期まで付き合ってやりたいものです。 

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